北岳・登山&野営(part1)

きっかけは佐伯氏の「テント背負って山行きたい!」から始まった。
一昨年の 富士登山 以来、急激にアウトドアに目覚めつつあり、
amazon あたりで密かにテントやらマットやらを買い込んでいる模様。

忙しいシゴトの間を縫って情報収集も怠りなく?
今回設定した目的地は日本第2位の標高を誇る北岳だった。

北岳

なんでも、山頂直下の山小屋のテン場からの眺めが最高らしい。
ようし、そんなに良さそうならば行ってやろうジャマイカ(古)
かくして、漢(おっさん)3名のニワカ山岳部が結成されたのであった。

しかし、調べてみると、行程は結構ハード。
2日分の食料、テント、シュラフ、マット、コッフェル等を積みこんだザックは約15kg。
富士山(日帰り)の時とは比較にならない重量。大丈夫か俺?

8/1 深夜に伊豆を出発し、芦安温泉の駐車場にクルマを止めたのは AM2:00 を過ぎていた。
仮眠をとろうとするも、興奮状態からか?ほとんど寝付けずに朝を迎える。

8/2 朝 5:30 発の乗合タクシー(バスも同時刻発)に乗り込み、
スタート地点の広河原には予定通り、06:30 に到着。

広河原インフォメーションセンター

広河原インフォメーションセンターに入山届けを提出。
トイレや準備運動なぞを済ませて、07:00 に歩きはじめる。
標高約1500m。空は快晴!日差しは強いけど気温は快適♪

今回のコースは大樺沢を二俣まで登り、右俣コースを経て北岳「肩の小屋」でテント泊。
翌日、北岳山頂~八本歯のコル~二俣まで戻って、大樺沢経由で広河原。

コースタイム的には、両日とも 7時間ぐらいなのだが、
自慢じゃないが、特にハードなトレーニングをしていないおっさん連中だ。
しかも、テントも担いでいる。果たしてどれぐらい掛かるのか?(大汗

沢沿いの爽やかルートを比較的快調に歩く。
途中、南側斜面の沢で水を汲む。ホンモノの南アルプス天然水だ。

二俣にも水場があるらしいとの情報を得ていたが、
いざ、到着してみると、徒歩 30分以内には無さそうなカンジ。
雪渓が下まで伸びているが、けっこう汚れているので、こいつを使うのはキビしい。
さっきの沢で満タンにしてくるべきだった!
...と悔やんでも仕方がないので、少し早いけど昼食を摂る。

右俣ルートへ進む。傾斜がカナーリキツい。
標高も 2300m を越えてきて高山植物も増えてきたので
写真を撮りつつ息をととのえる。

稜線までの中間あたりに雪渓とゆーか雪田が残っていて、クーリングタイム。
股のぞきの要領でアタマを直接接触させる方法が流行っているようだw

少々ガスってきて風も出てきたので暑さ的には問題ないのだが、
脚の疲れはピークに。ペースは落ち、休憩頻度も上がる。
それでも、どうにか気力で引きずり上げて 14:15 稜線到達。

景色が変わる!キモチ的にもカナリ楽になった!!
ガスの合間に小太郎山と、仙丈ヶ岳が見え隠れ。
ドコモの電波も入ったので、通信してみたりw

ここから肩の小屋までの尾根道は楽そうに見えるのだが、
空気が薄いのか、はたまた睡眠不足か、脚の疲れは溜まる一方。

肩の小屋までの尾根道

クサリ場なども乗り越えて、電池切れ寸前 15:20 肩の小屋到着~

受付を済ませてテントを張る。
尾根部分が平らだったのだけど、トイレの風下とゆー条件がイヤだったので、
少し外れの方を選択。地面は少々ナナメだけど景色は申し分無し!

水場まで下る体力は無いので、小屋で 100円/1L の水を購入し晩飯準備。
ちなみに、350cc ビールは 500円、500ccのジュース類は 400円だった。

久々にアルファ米を食べたのだけど、尾西食品の五目ごはんは激ウマ!
それぞれ持ち寄った食材を味見するが、最近のフリーズドライ系は美味しいデスね。
最後にあんこ餅を水で戻したのだけど、少し寒かったのでお湯の方が良かったカモ。

風はそこそこ吹いており、長袖&ダウンベスト&カッパのフル装備でちょうど良いぐらい。
ブロッケン現象ごっこ等をしていたが、3人とも疲れと眠さに勝てず、
まだ周りが明るいウチにテントにもぐりこんだのであった。

※ 写真は Facebook のアルバム にも載せてマス。

トラックバック(0)

トラックバックURL:
http://www.ogin.net/mtos/mt-tb.cgi/100

コメントする

カレンダー

Powerd by

Kinarie&May

Modified by SpaWare/Works & OGIN