22時ころに目が覚めた。
テントから出てみると、すんばらしい満月が煌々と光っていて、星はほとんど見えず。
田村センセは、おいらのイビキが五月蠅かったらしく、頭と脚を逆転させたそうで、
すまんかったデス。
快適なシュラフに再度もぐりこんで、予定通り、朝 4時に起床。
東の空がうっすら明るんできていた。
「山頂からご来光！」もいいんだけれど、「テン場でゆっくり」がコンセプトの山行なので
お茶を沸かしつつ夜明けの景色を楽しむ。夕暮れと並ぶマジックタイム♪
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360度綺麗に晴れて、眼下には雲海。気温 5度の別世界。
そして、5時少し前に日の出。
一気に昼間の景色になってしまう。つまらんw
朝飯を食べてゆっくりしていたら、出発が 7:30になってしもた。
気温も上がってきたので、Ｔシャツで行けるぐらい。
北岳山頂までは、けっこうなガレ場。鎖場もある。
充分な睡眠で脚はだいぶ回復したが、空気が薄いので息が切れる。
9:00 北岳山頂に到着！
南は富士山、北は槍ヶ岳まで綺麗に見える最高のコンディション。
間ノ岳方面の縦走路の美しさにココロ惹かれるものがあるが、
今回は時間的にキビしいので、八本歯のコルへ向けてトラバース。傾斜がキツい～
ギザギザハートの八本歯を乗り越えてハシゴを何個も上り下り。
こちらのルートから登るのは大変そうだ。
すれ違いで多少待つ必要があるけれど、皆さんの登山マナーが非常に良いので、気分が良い。
バットレスは大迫力。しかし、ゴールの広河原は気が遠くなるほど遙か下方だ。
なんとか雪渓の上端まで辿り着き、12時も過ぎてハラも減ってきたので昼食。
リフィルのチリトマトヌードルが美味いぜ。汗かいて塩分を欲しているカンジ。
このへんから広河原発のバスの時間が気になりだす。
たしか 16:00 前後が最終だったハズ。
二俣に 14:00 到着。
他の登山客に聞いてみると、16:10 が最終だが、もしかしたら 16:40があるカモとのこと。
コースタイムは下り 120分。休み無しで降りねば間に合わない！
下側が水流でエグれていて危険なので、なるべく歩きたくなかったのだが、
雪渓上を歩いた方が速いので、滑り落ちないように注意しつつ飛ばす。
景色が変わるので、富士山と比較すると精神的には楽な下りなのだが脚にはキツい。
橋を渡って、南側の沢で給水休憩。
顔洗って、アタマも洗って生き返る～
カナーリ脚がヤバくなってきたが、広河原もう一泊はキビしいので頑張る！
ヘロヘロになりつつ、なんとかかんとか 16:05 に広河原到着！！
ちなみに平日なので 16:10 が最終だった。（土日は 16:40発がある)
タクシーは残り座席が無いようなので、芦安までバスのチケットを買って滑り込みセーフ。
料金はバスでもタクシーでも同じ 1,100円。座れてラッキー。
金山沢温泉 で汗を流して、ほっと一息。
この温泉、18:00 で終わりなのだが、あと１時間ぐらいやって欲しいナリ。
土日に 16:40発のバスで帰ってきたら入れないよ。
そんなこんなで、下山後２日ぐらいマトモに歩けないほど痛めつけられましたぁ～w
こんどはもっと軽いテントが欲しいなどとほざく今日このごろ。
空いていれば小屋止まりてのもやってみたいデス。
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